シリーズ:テレワーク(事業継続の危機感より)

<ウィルス対策編>
新型コロナウィルス感染者が社内で発生したら『出勤できない=事業継続の危機』と考え、早めに基本テレワークに踏み切る

弊社のソフトウェアやクラウドサービスを利用頂いているお客様向けに、サポートセンターを運営しております。
年度末の最も問い合わせを頂く時期に、サポートセンターの業務を止めるわけにはいきません。サポートセンターを止めることは、事業継続の危機そのものであると認識しています。

問い合わせで最も多い手段は電話です。
IP-PBXを導入しており、原理的には遠隔地でも会社の電話を取れる環境にはしているものの、実際に動かしたことはありませんでした。

以下に社内通知文書の一部抜粋したものをつけていますが、2月18日の時点で緊急時に備えての試験を指示しています。
その後、2月25日には全員がテレワークを経験して準備を進めることを指示しています。
さらにその3日後、2月28日金曜日の午前中に翌週から基本テレワークの指示を出しています。

わずかな期間に、基本全員テレワークを実施する方針を出したにも関わらず、大きなトラブルは勿論、不平不満もなくやってくれている社員には感謝するばかりです。

基本テレワークを開始してまもなく3週間です。
今日現在まで、事務所に出勤している社員は約50名中、1日に4人から6名程度の状態を継続しています。

以下、社内の通知文書からの抜粋です。
体裁よりもスピード重視でやっていますので、グループウェアでのテキストでの案内です。

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◇2月18日 CybozuOfficeの掲示板にて社員に通知(以下、一部抜粋)

尚、もし社内で感染者、もしくは感染者と濃厚接触をした者が発生した場合、おそらく隔離が必要となり相当数が自宅待機、テレワークになります。
丁度繁忙期と重なるため、事業継続策を検討しましょう。

企業継続活動のために
・緊急時、テレワークで事業継続ができるように環境と体制を準備しておく
 →サポート等で全員テレワークとなった場合を考慮して部分的にテレワーク試験などできないか。
 →その他各部署、課題となることがあれば共有し解決していきましょう。
 Zoomのアカウントを一時的に増やすとか、
・なるべく長距離出張など自粛する

◇2月25日 CybozuOfficeの掲示板にて社員に通知(以下、一部抜粋)

2.テレワークを行い対応準備をする
・全員1回以上テレワーク実施する。※グループ単位でやり方を考えて実行する。
※実施した結果をフィードバックし、仕事のやり方の見直しや設備の増設などへつなげる。

3.3月の行事のついて
・3月の福岡メンバーの鹿児島出張見送り(全部WEB会議)
・3月のきまぐれcafé開催中止
・3月のふらともは延期
・3月の木鶏会のやり方の変更(詳細は別途)
→感想文書く
→グループ分けをする
→同じグループの人の感想文を読み感想の感想をConneに記載

4.Zoomアカウントを増やす

◇2月28日  CybozuOfficeの掲示板にて社員に通知(以下、一部抜粋)

今朝、緊急の経営会議を開催しました。対応について協議した結果をお知らせします。 来週より暫定的に、全社員「基本テレワーク」による業務の遂行を実施してください。
「基本」とはテレワークを中心に業務遂行を考えて実施し、会社でしかできない業務については、会社で業務を済ませた後、帰宅後テレワーク業務に戻ることとします。

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弊社の意思決定プロセスが早いのか遅いのか、そもそもやっていることが正しいのかどうかも分かりません。
ただし今のところ、日常業務の遂行は、テレワーク実施前から悪くなっている点は見当たりません。
引き続き、注意深く観察していきます。

✳︎写真は私自身が、自宅から朝礼に参加している様子です。