第72回 GS木鶏クラブ【仕事と人生】

1月13日(土曜日)に行った1月の木鶏会(GS木鶏クラブ)の感想文を紹介します。
早いもので、木鶏会を開始して6年が経ちます。

弊社には論客も多く、記事を素直に読む人ばかりでなく、違う視点から批評する事もしばしばですが、そこに面白味が出ていると感じているところです。

今回の感想文は、企画部長の感想文です。
常に様々な角度から物事を考えており、深い考察に基づく論理展開しています。

『承認すること』がまとめであることに、大いに納得させられます。

是非、ご覧ください。

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人はだれしも一流になる必要がない。というかなれない。

そこそこ得意なことが二つ、三つあればその組み合わせで自分の仕事になる。

仕事と職業は分けて考えた方が良い。
職業は、社会的に又は社会構成上、分類されたタスクを分類されたスキルをもってこなすことである。
シェフやプロスポーツ選手は、職業である。個の方々は職業を自分の仕事と合致できたのだから幸運な方々だ。

一方、仕事は「事に仕える」と書く。
どんな事に仕えるかは、自分で決める。その範囲やルールも自分で決められること、これが仕事である。

会社や人の仕事を支える事に対してやりがいを覚え、仕えると自分で決めて、その中に幸せを見出すのであればそれが仕事である。
出産し、子供を育てることに仕えるのであれば、それが仕事である。

大事なのは、そう言った仕事を周囲が認め、承認し合える文化だと思う。
お金が稼げない仕事に燃えている人が、どこかの会社に勤めて賃金をもらうだけに働くことも、これも必要だと思う。

やらされ感、悲愴感など微塵も感じない。ことばかりですべての人が暮らせるわけではない。

一流でなくてもやらなくてはならない仕事は腐るほどあるし、実際大半がそうである。
そういった人たちの仕事の上で、一流と認められる人が、稀にいるというのが社会である。社会とは相互扶助である。

この文章を読んで大事だと思ったのは、この文章が言いたいこととは真逆の大事なのはお互い認めあうこと。
そこに本当の幸福感があると思う。