
創立15周年、感謝を込めて
株式会社現場サポートは、15周年を迎えました。 これもひとえに、お客様・地域社会・ビジネスパートナーの皆様方のご支援のお蔭と心より感謝申し上げます。 15周年にあたり、これまでの振り返りと、未来のありたい姿について整理しました。よろしければご覧ください。

これまでの振り返り
数字での振り返り
現在の会社の状態を数字で振り返ります。
・売上の変化 4千万円から約6億円
・社員数の変化 5人で創業し、現在54人
・お取引社数 約10,000社
・お客様満足度 2012年調査開始以来90%以上を維持
・離職率 55ヵ月 0%継続中
離職率の低さは、創業間もないころの27%を考えると奇跡的です。 これは単なる社員満足を超えたエンゲージメント、つまり貢献意欲の表れではないかと考えています。
貢献する先は、当然お客様であり一緒に働く仲間です。社員の定着の良さと業績の伸びも相関を確認できます。
これからも、お客様を成功に導く『カスタマーサクセス』を実現するために、エンゲージメントの高さは不可欠であると考え、磨き続けていきます。

商品の振り返り
創業当時より電子納品支援ソフトウェアの提供を通じて、お客様の作業時間を短縮するソリューションを提供してきました。
現在はそれに加えて、『受発注者間情報共有システム』や『組織内で活用できる建設業向けビジネスSNS』といった、コミュニケーションに特化したサービスを提供しています。
情報処理の高速化から、情報共有による仕事のやり方の変化といった分野まで取り組んできましたが、サービスを利用するお客様の目的は、収益向上に変わりはありません。
引続きコミュニケーションやマネジメントに特化した商品群でお役に立てるように頑張ってまいります。

組織創り
組織マネジメントやコミュニケーションに関連する商品を提供する以上、自社の組織運営が優れていることが必要と考えます。
言うまでもありませんが、提供する商品は違っても、組織運営はIT企業であろうが建設業であろうが変わりありません。
組織運営が良くない会社は、良い商品を生み出せないという当たり前の事実に目を向けて、自社の組織運営に磨きをかけ続けなければなりません。
弊社では、2014年の鹿児島県経営品質賞(優秀賞)を皮切りに、外部評価へのチャレンジを続けてきました。
2019年に鹿児島県経営品質賞(知事賞)、2020年の働きがいのある会社ランキング小規模部門2位、日本でいちばん大切にしたい会社大賞 中小企業基盤整備機構理事長賞等、一定の評価を受けるに至りました。
これらの組織運営に関する学習結果を自社のサービスに盛り込み、お客様にこれまで以上にお役立ちしていこうと考えています。

未来のありたい姿
環境変化
環境変化を語るうえで、新型コロナウィルスの影響は避けて通れません。 敢えて良い面だけ捉えると、仕事のやり方の変化速度が劇的に上がっています。
どの業界でもWEB会議を行い、データはクラウドストレージに置き、ビジネスSNSでのコミュニケーションが幅を利かせてきました。
建設業の固有業務でも、これまで取り組んでいたICT施工は当然として、遠隔臨場やオンライン電子納品等の実施はスピードアップするでしょう。
多くのお客様の課題は、製品やサービスの導入ではなく、その後の運用にあると私たちは考えています。
つまり『使いこなせるかどうか?』ではないでしょうか?
弊社には、商品に関する方針の基本的な考え方に以下があります。
『現場サポートが提供する商品は、ソフトウェアサービスと人的サービスがあり、双方が車の両輪です。』
マーケットの変化に対応しつつも、地に足の着いたサポートを貫いて、お客様を成功に導く『カスタマーサクセス』をやり切ろうと考えています。

新しい理念
弊社では、15周年を迎えるにあたり、昨年7月から今年の6月までの1年間『GSV3プロジェクト』を立ち上げて、新しい理念づくりを行いました。
6人程度の階層別のチームで、8つのテーマについてそれぞれ議論し、チームリーダーでの議論、経営幹部での議論を経て新しい理念が決まりました
新しい理念は、『チームを活かす、だれもが活きる』です。
これまでは、”経営理念”と呼んでいましたが、新しい理念は、”私たちの理念”と呼ぶことも決まりました。
2009年に私が一人で作った経営理念から、皆で作った私たちの理念へのバージョンアップです
社員一人一人が、主体性をもって取り組んでくれることが、これまで以上にお客様へ価値提供をもたらしてくれると信じています。

お客様満足の追求
新しい理念策定時に、お客様への貢献についても深く議論し、私たちの信条としてまとめました。
<お客様満足>
(1) 課題発見
お客様を深く洞察して、課題を発見します。
(2) 課題解決
情報の処理・活用を支援するサービスの提供を通じて、課題を解決します。
(3)笑顔
課題解決を通じて、お客様に笑顔になってもらうことが私たちの喜びです。
深く洞察することは、かなり難易度が高いことであると認識していますが、その難題にお客様との直接の接点を持つ社員だけでなく、システムの利活用状況等も踏まえて、課題解決ができるように全社員で頑張ってまいります。

最後に、15周年を迎えるにあたり、振り返りと未来のありたい姿について記してきましたが、理想と現実のギャップは甚だ大きいと考えています。
引続き、ご苦言やご要望を頂きながら前進していこうと考えておりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。