第100回 GS木鶏クラブ【先達に学ぶ】

5月16日、とうとう100回目の木鶏会を行いました。
新型コロナウィルスの影響よりテレビ会議での実施となりましたが、それを逆手にとって致知出版社から3名の方にもご参加頂くことができました。ご多忙中に本当にありがとうございました。
お陰様で大変感慨深い一日となりました。

木鶏を始めたのは8年3ヶ月前です。
当時と現在を比較すると以下のようになります。

・売り上げ:約4倍
・社員数:約3倍
・離職率20%から現在0%へ(離職率は54ヶ月0名)

特にここ数年、『GS(現場サポート)らしさ』という、フレーズをよく聞くようになりました。
8年前には聞く事はありませんでした。『らしさ』を肯定的に使う仲間が多くいる事を誇りに思いますし、これからも磨き続けなけらばと考えます。

言うまでもなく、『らしさ』という言葉に象徴されるような組織風土は、勝手にはできあがりません。
そこに大きな役割を果したのが、この『木鶏会』です。
引き続き、木鶏会を楽しもうと思います。

さて、今回の感想文は、1回目に参加した人がよかろうと考え、その感想文を選択しました。
1回目の感想文も合わせて紹介します。

表面的には文書の長さ、考察の深さの違いがありますが、『思いやり』という言葉に、一緒に同じ時間を過ごしてきた者としては嬉しさを感じます。

========================================================
【100回目】テーマ:佐久間象山が目指した世界

お二人が佐久間象山の事が大変尊敬されているのが良く分かった記事でした。
江戸時代と現代では、社会の構造やそこに生きる人たちの人生観、科学技術の発展などで比較することは難しい部分もあるとは思いますが、今の日本人が忘れてしまっている事をいかにして気付かせていく事にお二人が尽力なさっているのは、すごい事だなと感じました。

佐久間象山は、優秀である一方、とても癖のある人物だったようです。
そんな象山が江戸へ行くことを心配する鎌原桐山(かんばらとうざん)、癖があることを長所だという佐藤一斎、才能を見抜き、それを伸ばすために動いた真田幸貫(さなだ ゆきつら)。

佐久間象山を象山たらめたのこの先達がいたからこそであると同時にその流れは、吉田松陰に続き、維新を成し遂げた志士たちをも作りあげたのだと思うと壮大なバトンの受け渡しだと感じます。

今回のテーマは「先達の教え」ですが、今回の記事を読んで考えてみました。
「教え」というのは、教える人と教わる人います。

それぞれ同じ人間ということはなく、時代や生きてきた環境や積み上げてきたもの、価値観も異なります。
自分が教わってきたことをそのまま伝えても、うまく伝わるわけがありません。

それをうまくするには、相手の事を知り、思いやりを持たなければならないと感じました。
それは、教える側、教わる側にも関係なく言えることだと思いました。
私自身もそうなれるように頑張りたいと思います

========================================================

【1回目】テーマ:生きていれば希望が生まれる

内容は、佐藤奈緒子さんの福祉事業の懸けるひたむきな思いについてのお話でした。
佐藤さんは、自閉症の息子さんと一緒に仕事がしたいという一心で事業を始め、進んでこられたそうで気付いた時には今ここにいて、2年前に本を書く機会があるまで過去のことを忘れてしまっていたそうです。

おそらく、忘れてしまっていたのでなく、自分の仕事に本気で向きあって自分の過去も振り返る余裕も機会もなかったんじゃないかと思います。

私も自分のため、会社のため、お客様のために役に立ちたい、幸せになりたいという思いでいます。
しかし、それを実現、達成するにはひたすら目標に向かって取り組むとことが大事であると改めて感じさせられました。