パワーと影響力【朝礼スピーチ】

過日、育児休暇から復帰した社員と面談した際に、「福留さん、最近ブログ更新されてませんね。」と指摘を受け(^^;;、
さらに「朝礼スピーチの内容を使ったら良いのでは」と提案をもらいました。

有難い建設的なフィードバックを素直に聞いて、時々朝礼スピーチの内容を紹介していこいう思います。

ちなみに、朝礼スピーチは今回が533回目でした。週1回ですから、10年以上継続していることになります。
ということで、以下は、明日の朝礼スピーチ原稿です。よろしければご覧ください。


パワーと影響力

先般のエンゲージメント調査に、「ボトムアップがより機能するための権限・責任範囲の明確化」というコメントがありました。ボトムアップは大歓迎です。経営会議や事業推進会議の責任と権限、経費使用の権限、他者評価で誰かを評価する権限、役割基準表に明記する行動責任等明記していますので、これ以上詳細化するよりも、自らが考る範囲を超えて提案をしてくるような文化を創っていきたいと考えています。

範囲を超えての提案をするにあたって、「パワーと影響力」について知っておくと良いと思います。
グロービス学び放題のコンテンツにもありますから、是非勉強してみてください。

パワーを使って人を動かすメカニズムには3つあります。

一つ目が、公式の力、役職などのポジションパワー
二つ目が、個人の力、専門性や人として魅力などのパーソナルパワー
三つ目が、関係性の力、近しい他部門の動かせるなどのリレーショナルパワー

ポジションパワーがない場合でも、パーソナルパワーやリレーショナルパワーを使って人を動かすことは可能であることが理解できます。脱藩浪士の坂本龍馬を思い出します。

影響力には、6つあります。

返報性、世話になったから返そうとすること、
コミットメントの一貫性、自分で宣言しやりきること、
社会的証明、他人の行動を指針とすること、
好意、好意を持っている人に賛同すること、
権威、専門家に指示を仰ごうとすること、
希少性、期間限定とか地域限定などのこと、

提案をより説得力のあるものにするには、どの影響力を使うかを考えて盛り込むことが良いでしょう。

日常的に、社長面談の機会などで多くの提案がボトムアップで上がってきています。
リーダーシップは、どのポジションでも発揮できますし、その結果によってより上位の役割についていくものと思います。
向上心が高いが故の、エンゲージメント調査でコメントしてくれたと思います。
このコメントがあっての今日のスピーチであることを考えると、良い機会を頂けたことに感謝です。

今週も頑張りましょう。